計画づくり

本編 04-07

ステップ4-1.防犯まちづくり計画づくり(前半)   

  1. ステップ3までで下準備が終わり、いよいよ計画づくり本番です。
  2. 2ページにわたって解説をします。


1.防犯まちづくりの目標像(ビジョン)の設定

  • はじめに、防犯まちづくりを通じて目指す地域の姿を「ビジョン」として設定します。
  • 地域のキーワードを束ねたゆるやかなビジョンでも十分です。

(例:あいさつがあるまち、子どもがのびのび遊べるまち、●●公園を愛するまち、など)

  • 防犯だけで「生活の質」の高いまちづくりはできません。ビジョンの検討にあたっては、防犯以外にも視野を広がることが大切です。
  • 既に地域のまちづくりのビジョンがある地域では、それを防犯まちづくりのビジョンとするとよいでしょう。

※2009年国交省「住まいと街の安全・安心再生プロジェクト」の事例


目標像(ビジョン)が不明確だと起こりうる弊害

ビジョンが設定されていない場合、以下のような問題に突き当たる事例がみられます。

  • 関係者の足並みがそろわない
  • 活動が行き詰まる
  • 一部の住民にとって住み心地のよくない地域になる。

2.取り組み内容の検討

  • 防犯まちづくりのビジョンを意識しながら、地域に必要な取り組みを抽出します。
  • 既存の取り組みに加え、新たな取り組みを抽出します。幅広く取り組み例を紹介した取り組み方策リストを参考にしてください。ただし「絵に描いた餅」にならないよう 身の丈にあった内容としてください。
  • 既存の取り組みについては、内容を再検討し、継続、発展させていくことも大切です。
  • 個人単位で参加できるような「敷居の低い」取り組みも検討することが、防犯まちづくりの輪を広げるきっかけになります。以下のような例が考えられます。

外出のついでにゴミを拾う
散歩や買い物を登下校の時間帯にあわせる
家族の帰宅後も門灯や玄関灯を点灯する
外構を見通しのよい生垣、植栽などに変える

3.取り組みの時期、役割分担の検討

  • それぞれの取り組みについて、活動者(団体)、活動時期、活動場所を検討します。
  • 地域の現況を踏まえ、すぐに始められる取り組みと、中長期的な取り組みとを組み合わせて考えることが大切です。
  • これまでの取り組みの継続・発展、新しくはじめる取り組み、将来的に取り組みたいことの3つに分けて表に整理すると、分かりやすくなります。


4.計画書の活用の仕方の確認

  • 計画書は作ることが目的ではありません。下記のような活用の仕方を確認し、それを計画書にも明文化しましょう。


計画書を活動のチェックに活用


計画書を課題克服のチェックに活用

  • 計画は、地域の課題の克服、地域の様子の変化などにともない柔軟に改訂されるべきものです。数年おきに計画づくり当初の課題と現在を比較してチェックしなおすなど、定期的に見直しを行いましょう。


計画書に柔軟性を

  • 地域の状況は時々刻々と変化します。その変化に合わせて計画書が改訂される必要があります。頻繁に改訂することが難しい場合、計画書に2~5年程度の計画期間を定めると、定期的に見直しを行うきっかけになります。

思いをつなげるために計画書を参照

  • 新たに着任する先生や地域組織の役員、転居してくる地域住民に、活動の内容や活動に込められた思いを伝えるために計画書を活用します。

ヒントとガイド

  • はじめに
  • 子どもの成長と安全
  • 地域の問題をつかむ
  • 組織づくり・運営
  • 計画づくり
  • 防犯からまちづくりへ
  • 活動をふくらませる
  • 担い手をつなげる
  • 情報の共有
  • 取組みの評価と改善

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