計画づくり

本編 04-08

ステップ4-2.防犯まちづくり計画づくり(後半)   

  1. ステップ4-1に続いて、計画書の書き方と周知について解説をします。


5.計画書の執筆

いままで話し合ったり、調べたりしたことを順番に文章化していきます。


1.対象地区の現状(ステップ2)

対象地区の範囲、人口、犯罪率などの統計データなど。

防犯診断、インタビュー調査などで明らかになったこと。


2.対象地区の課題(ステップ3)

1.から明らかになった課題


3.防犯まちづくりのビジョン(ステップ4-1の1)

防犯まちづくりを通して目指したい地域の姿


4.取り組み内容・取り組みの時期・役割分担(ステップ4-1の2・3で決めたこと)

誰が、どこで、何を、いつやるかを整理したもの。


5.活動報告の実施体制、活動の振り返り・計画の改定の時期(ステップ4-1の4)

活動報告のおおよその時期、報告会に参加するメンバーの名簿、活動報告会の事務局など。計画改定の時期を定めた場合には具体的に記載。


計画の確定性と柔軟性

防犯まちづくり計画には、行政文書のように確定的で分量も多い「行政計画的」なもの*から、メモを箇条書きに整理した程度の簡単な「住民計画的」なものまであります。それぞれの特徴をまとめると下表のようになります。どちらが優れているということではなく、地域の状況に合わせた計画を作ることが大事です。

* 例えば市川市曽谷小学校周辺地区防犯まちづくり計画

行政計画的 (中間) 住民計画的
性格

確定的
包括的
継続性

←・・・→

柔軟
個別的
即応性

分量 多(詳細) ←・・・→ 少(簡潔)
計画期間 長期(3~5 年) ←・・・→ 短期(1,2 年以下)
主な目的 ビジョンの明示と多様な主体との調整 ビジョンを明示し、進む方向の見通しを立てる
掲載する活動内容 いつ(when)、誰が(who)、何をするか(what)を明示 ←・・・→ やれること、やりたいこと
留意点 担い手の声を反映させ、地域の実情にあった内容にする ←・・・→ 関係者が定期的にビジョンを分かち合うための「場」が重要

6.計画を公開・周知する

  • 関係者のみが知る計画では、地域住民や行政の協力は得られません。計画書は誰でもいつでもみられる状態にしておきましょう。
  • 計画書はインターネットを使って公開したり、冊子を関連団体に常に保管するようにしましょう。
  • 計画書のボリュームが大きい場合、計画の概要版を作成し、地域住民に配布して周知しましょう。概要版には、計画書全文がどこでみることができるかを必ず明記しましょう。広報紙に載せる、回覧板や掲示板の活用、小学校への配布協力依頼など、地域の実情にあわせて配布しましょう。
  • 行政へ協力を依頼するなかで、計画を公定してもらうことも検討してみましょう。

ヒントとガイド

  • はじめに
  • 子どもの成長と安全
  • 地域の問題をつかむ
  • 組織づくり・運営
  • 計画づくり
  • 防犯からまちづくりへ
  • 活動をふくらませる
  • 担い手をつなげる
  • 情報の共有
  • 取組みの評価と改善

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