あなたはご存知(知識編)

児童虐待の概念   親近者間で起こる悲しい犯罪

  1. 児童虐待は 他の犯罪とは異なり、家庭や公共施設(児童福祉施設、学校など)といった屋内で、子どもと密接に関わる大人によって犯されることが特徴です。
  2. 日本では児童虐待防止法が2000年に成立し、国や地方自治体の防止義務を定めています。


児童虐待の類型

身体的虐待

日本に最も多いタイプです。感情にまかせて殴る、蹴る、突き飛ばす、火傷を負わせるなど、故意に暴力をふるうことをさします。




精神的虐待

外傷は負わせないものの、子どもの人格を否定するなど、子どもの人権を無視した行為を行い、精神的なダメージを与えることをさします。





性的虐待

子どもの人権を無視した性的な侵害行為を行うものです。日本では少ない傾向ですが、欧米では比較的多くみられます。



ネグレクト(放任)

食事を与えない、教育をさせないなど、保護者が子どもを健全に育成する責任を放棄することをさします。 欧米では「幼い子どもだけで留守番させる」、「スーパーの駐車場の車内に子どもだけを放置する」ことなども含まれます。日本では子どもの留守番等は虐待とはみなさない風潮がありますが、親の管理不十分で子どもの生命に危険が及ぶ場合は虐待となります。


子どもの基本的人権を最も優先した保護対策へ

現代社会において児童虐待は「子どもの安全」の中でも重要なテーマになりつつあり、児童虐待の相談対応件数は年間4万4千件を超えています。 虐待されている児童の救出や一時保護に関して担当機関である児童相談所は十分機能していないとされ、毎年数十名の児童が救済されずに生命を落としてい ます。この背景には日本の「子ども観」も関係するのかもしれません。日本では一般に子どもは両親の私物と見なされ、第三者が介入しづらいことなどがあります(「人様の家庭に口出しするのはよくない」という風潮)。一方、欧米は子どもを「神から預かった」公共的な存在とみなす傾向にあります。したがって、子どもの人権の尊重を第一に考え、両親に養育能力がなければ公的機関が子どもを引き取り、より適切な保護・教育を子どもに与えることのできる里親に預けるなどの措置 を行います。 また、虐待の範囲も広く、子どもを危険状態におくことだけでなく、虐待歴のある者と児童を同居させること(たとえば、母親が虐待歴のある男性と再婚したり、同居したりする場合)も、子どもの人権が脅かされるとして虐待とみなします。

今後は、日本でも親の言い分ではなく、子どもの基本的人権を最も重視しながら保護を図るべきであり、他方で、虐待した両親などに対するカウンセリングの体制も充実させるべきではないでしょうか。

知識編

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