あなたはご存知(知識編)

セーフコミュニティ   

  1. 近年、安全で健康な暮らしのニーズの高まりを背景に、WHO(世界保健機関)が推奨するセーフコミュニティの国際認証を得る地域が世界的に増えています。
  2. セーフコミュニティとは、「けがや事故は、偶然に起こるのではなく、原因を究明することで予防できる」という理念のもと、地域住民と行政等が協働して「地域の誰もがいつまでも健康で幸せに暮らせるまちづくり」を進める制度です。
  3. WHOが「安全なコミュニティ」として承認された地域ではなく、エビデンス(証拠)とPDCAサイクルに基づく地域ぐるみの安全性向上プログラムが国際的に認証された地域をいいます。
  4. 従来の「安全・安心まちづくり」と異なる点は、①事故・犯罪・災害等からの安全分野を包括し、②住民や行政、事業者等が分野を超えて地域ぐるみで、③世界標準の指標に基づいて数値目標を定め、④科学的なデータを活用して取組みを改善していくことにあります。

セーフコミュニティの国際認証

  • セーフコミュニティは、1989年にストックホルムで開かれた「第1回事故・損傷予防に関する世界会議」でその概念が宣言され、WHOセーフコミュニティプロモーション協働センターがスウェーデンに設置されました。
  • 国際的なセーフコミュニティネットワークが組織され、世界11カ所にある認証センターが7つの指標に基づき、認証手続きを進めています。

セーフコミュニティの国際認証のための7指標

指標1分野の垣根を越えた協働による推進組織
指標2全ての年齢・性別・環境・状況をカバーする長期的・継続的なプログラム
指標3ハイリスクの集団と環境に着目し、弱者グループを対象としたプログラム
指標4あらゆる入手可能な「根拠」に基づいたプログラム
指標5外傷の頻度と原因を記録するプログラム
指標6プログラムの内容・過程・効果を選定・評価
指標7国内外のセーフコミュニティネットワークに継続的参加

世界における認証地域

  1. セーフコミュニティの認証地域は、全ての大陸、30カ国以上に広がっています。2011年12月までに、世界で268地域が認証されており、そのうちアジアが半分以上を占めています。 47地域が認証を受けた中国が、突出しています。
  2. 台湾では、民間主導のボトムアップで認証手続きを進め、プログラム展開の資金や評価改善のデータも、水平的なネットワークで集めて共有しています。認証までのプロセスはスムーズですが、継続性に課題があるといわれます。
  3. 韓国は、日韓W杯が開催された2002年に水原市がアジアで初めて取得して以降、すでに5地域が認証され、水原市は再認証を受けています。
  4. 日本でも、亀岡市・十和田市・厚木市が認証を受けており、東日本大震災以降、関心が急速に高まっています。 豊島区や久留米市、静岡市などが認証に向けた取組みを進めています。
  5. →詳しくは、事例編:セーフコミュニティ

知識編

ヒントとガイド

  • はじめに
  • 子どもの成長と安全
  • 地域の問題をつかむ
  • 組織づくり・運営
  • 計画づくり
  • 防犯からまちづくりへ
  • 活動をふくらませる
  • 担い手をつなげる
  • 情報の共有
  • 取組みの評価と改善

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