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合理的選択理論   犯罪にも損得勘定の心理が働いている

  1. 合理的選択理論とは、犯行者が犯罪によって得られる利益と、捕まるリスクや捕まった後に被る不利益(刑罰)とを比較し、「利益>不利益」となったときに犯罪を行うとする理論です。
  2. この理論では犯罪を行おうとする者は、苦痛を避けて快楽をもとめ、損得勘定ができる合理的な理性をもつ人間とし、犯罪者が決して特殊で異常な人間でなく、普通の人間であるとします。従って、東洋思想でいう性悪説が前提になっているとも理解できます。

合理的犯罪理論から防犯対策を考える

犯行者に利益(快楽)を与えるが故に犯罪が発生するのですから、その逆を行えば犯罪を予防できることになります。つまり「利益<不利益」にすればよいのです。
この理論の主唱者であるロナルド・クラークは、犯罪予防には下の3つの要素が重要だとしています。

  • 犯行にかかる労力を大きくする
  • 得られる利益を少なくする
  • 捕まるリスクを高くする

参考

合理的選択理論は、多様な人間性と人間行動を単純に理論化し、それを利用した個別具体的な対策の必要性を訴えています。クラークの犯罪予防25技法はその 例です。合理的選択理論は、犯罪学の分野における18世紀のベッカリーア古典学派の理論でしたが、今日では、状況的犯罪予防を支える主要な理論の一つと なっています。

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