情報の共有

人の気持ちとデータをもとに活動の方法を工夫

玉川田園調布防犯パトロール隊の取り組み

玉川田園調布は、面積0.3キロ平方メートルの小さなまちで、地域の世話役の生まれにくい土地柄です。

そんなまちで、防犯パトロール隊が空き巣の被害を減少させることに成功しました。

その秘訣は、まちのリソースと犯罪発生データを把握し、まちの性格に合わせた活動を考えることでした。

レシピ

「ながら」パトロール  記録用マップ  パトロール記録グラフ  空き巣・ひったくり発生マップ

ステップ1:まちの人のパトロールに対する感情を把握


まちの人々に話を聞くと、1回あたり30分くらいまで、なにかのついでであれば、大勢の人が参加してくれそうな手応えがありました。

加えて、「そろいのジャケットを着て大勢でパトロール」という雰囲気は好まれないようでした。

ここから、それぞれが実行しやすい方法でパトロールを実施することにしました。

買物のついでや散歩を兼ねてなど、「ながら」パトロールなら、あまり負担を感じません。

ステップ2:パトロール情報を迅速にフィードバック

パトロールをする人に、エリアや時間帯を簡単に記録できるマップを配布します。

その記録を集め、視覚的にわかりやすくまとめ、フィードバックします。

まちの役に立ったことが目に見えるのでやる気につながる上、パトロールが少ないエリアや時間帯を自主的にカバーしてくれる人もあらわれて、一石二鳥。

現在では記録の数値集計は半年に一回に減らしましたが、それ以外に変更は無く、それぞれの隊員が自発的にエリア・時間帯をカバーするパトロールを続けてくれています。

ステップ3:犯罪発生情報を共有

パトロール情報は犯罪者に知られてはいけないので、もちろん非公開です。でも、犯罪発生情報は広く共有します。

警察から空き巣のデータを得て地図の上に表示し、時系列でスライドショーを作成しています

スライドを見ながら「次はこのあたりに来るかな」と見当をつけ、パトロールを強化することもあります。

エンジニアリングの手法を使った防犯活動の成功事例として、全国読売防犯協会「ぼうはん日本」にも紹介されています。

ヒントとガイド

  • はじめに
  • 子どもの成長と安全
  • 地域の問題をつかむ
  • 組織づくり・運営
  • 計画づくり
  • 防犯からまちづくりへ
  • 活動をふくらませる
  • 担い手をつなげる
  • 情報の共有
  • 取組みの評価と改善

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