アンケート結果から地域の目標を定める
曽谷小学校周辺地区防犯まちづくり委員会の取り組み(2)
市川市の防犯まちづくりモデル地区である「曽谷小学校周辺地区防犯まちづくり委員会」は、活動のみなおしを行うために地域住民調査を行いました。アンケートの結果を活かして地域の目標を定めた事例をご紹介します。
地域住民アンケート 予想してみること 結果の評価 目標の共有
ステップ1:地域住民にアンケート
地域住民アンケートを通して、「地域活動に参加しているか?」という質問をしました。すると、小学生の保護者の地域活動への参加率が教職員の予想を下回っている結果がでました。
ステップ2:新しい目標をさだめる
アンケートの結果を受け、曽谷小学校は「子どもや保護者の地域参加を促し、地域ぐるみで子どもを育てること」を目標に定め、防犯まちづくり委員会にて発表し、各自治会に協力を要請ました。
また、小学校は各自治会の地域活動のうち子どもが参加出来るイベントの情報をまとめ、全児童にプリントを配りました。このプリントは転入生が地域を知るためにも大いに役立ちました。
ステップ3:改善された活動の報告
小学校の呼びかけに呼応した防犯まちづくり委員会メンバーの自治会は、自治会活動の中で子どもが参加出来る機会を増やしたり、子どもがより楽しめるように工夫をしました。
例:いままで大人のみの参加だった防災訓練に、子どもも参加出来るようにした
例:自治会の地域活動参加者にエコポイントの発行をはじめた(市川市の地域ポイント制度を活用)。エコポイントは市の施設である動物園やプールなどで使える。
このような 各自治会や小学校が行った一連の改善活動は、次の防犯まちづくり委員会で報告され、メンバー全員に共有されました。
アンケート前の予想
アンケートをとる前に「予想」をしてみる。予想と反するところはなかったか?をチェックすることが課題発見のヒントになる。
→分析の方法(取組みの評価と改善)【準備中】
課題を全体に共有して、みんなで対策をとる
課題を発見したら関係者に発表して協力を求める。1団体よりも多団体の方が課題改善の効果が大きい。
改善報告をする
改善を行ったら、その活動を報告しあおう。お互いの活動を知ることが、自分の活動への更なるヒントになる。
→ワークショップの手法を会議に取り入れる(参考にしたい事例編)【準備中】