モデル地区

曽谷小学校周辺地区の取り組み

子どもが見つけた 大人も見つけた

千葉県曽谷地区は、とても普通の住宅地。 元々、地域防犯活動をしていましたが、地区に広げるのはなかなか・・・ そんな悩みを持った地区でもありました。 今回、私たちと一緒に取り組みを行うことで、子ども達と一緒に活動を広げる事が出来ました。そんな素敵な曽谷地区の事例をご報告します。

(1)取り組みの背景・きっかけ

平成18年から、「防犯まちづくりモデル地区事業(市川市)」のモデル地区に指定され、防犯まちづくり計画の策定に取組んだ。これが地域内の連携の最初のきっかけとなった。
防犯まちづくり検討委員会を経て、防犯まちづくり委員会が成立。地区内で防犯やまちづくりに関する活動をおこなう団体が所属する場ができた。
モデル地区指定までの各団体の活動を整理し、防犯上の課題を把握した。
「曽谷小学校周辺地区 防犯まちづくり計画」を策定、方針のひとつとして、子どもと大人の交流など、地域ぐるみでの見守り体制づくりを実施することが決まった。また、情報共有と活用の体制づくりを行うことになった。

(2)主な取り組み

イベントを通したコミュニティづくり

曽谷桜まつりの様子

自治会主催の祭り、商店会主催の祭り、小学校が中心の祭りが実施され、主催する組織以外の人々も多く参加することで、コミュニティづくりがおこなわれている。
子どもたちを含む地域住民が参加するスポーツクラブ活動もさかんで、主に小学校の校庭でおこなわれ、地域内のさまざまな人が交流する機会となっている。

あいさつ道路

防犯まちづくり委員会に所属する7団体が、曽谷7丁目1番から34番までの曽谷小学校前の道路を「あいさつ道路」として指定。 あいさつをするだけでなく、地域住民が集まり、コミュニケーションをとる地域の拠点とするため、清掃活動や花壇づくりなどの環境整備にも取り組んでいる。

防犯まちづくり委員会

自治会、商店会、小学校とそのPTA、市役所、警察署が委員となって「防犯まちづくり委員会」を組織した。
委員会は年に二回開催され、各自の防犯まちづくり活動が報告されるとともに、委員会として団体を横断した取り組みを行っている。「子ども安全まちづくりパートナーズ」がそれを支援している。

防犯まちづくり計画の策定

計画ではまず、各団体の取り組みがまとめられた。

自治会の取り組み

下校時の防犯パトロール

曽谷小学校区の各自治会(第2、第4、第5、第6自治会)では、防犯パトロール活動、道路・公園での暗がり・見通し等の点検活動、防犯灯の設置・維持管理活動等に取り組んでいる。また、広報や掲示板等を活用して、地域住民への防犯関連情報の提供を実施している。

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商店会の取り組み

山王公園周囲の商店街路灯

曽谷小学校区に位置する曽谷山王商店会では、自治会と連携した防犯パトロール活動、歩道へのプランター設置、曽谷小学校前の歩道をはじめ、商店街の範囲における商店街路灯の設置、維持管理を実施している。

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小学校の取り組み

「クリーン曽谷」の活動

子どもたちの登下校時間帯にあわせた、校門前での安全指導、小学校周囲の環境維持管理、保護者への防犯活動協力の呼びかけ、近隣校との不審者情報共有、緊急時に備えた、防犯マニュアルの作成・児童引き渡し訓練、児童を対象とした子ども安全教室の開催などの活動を実施している。

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PTAの取り組み

「曽谷小ビーイング」 の活動

小学校登校時の見守り活動、小学校内外の維持管理、保護者への防犯活動協力の呼びかけ、小学校の教室を利用した地域と子どもたちとの交流活動を実施している。

ここから、活動をより効果的にするための「地域ぐるみの見守り体制づくり」、「情報共有の体制づくり」が方針として提示された。

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(3)注目すべき成果

地域ポータルサイト運営

情報共有の体制づくりの一環として、防犯まちづくり委員会が主体となり、独立行政法人 科学技術振興機構(略称JST)の補助を受けて、「市川市曽谷小学校周辺地区 子ども安全ホームページ」を作成、運営している。地域で発行された紙媒体を掲載、ホームページの印刷版を出力する機能をつけるなど、紙媒体と連携して地域内の情報共有をねらう。

小学校区の安全マップをgooglemapの機能を利用してポータルサイト内で公開しており、以下の特徴がある。

  • 犯罪だけでなく、交通事故からの安全に関して注意箇所を掲載している
  • googlemapのストリートビュー機能により現場の状況を確認できる
  • googleのサーバ上にデータとして保存されているため、紙媒体と比べて更新作業が容易である。
  • 紙媒体と異なり、配布地域などによる閲覧者の限定要件がないため、他地域からの転入者や、入学前の子どもたちにも、情報を共有することができる。

※この安全マップは、PTAが作成したものです。安全マップの情報をgooglemapを利用して掲載する場合は、掲載情報のプライバシーについて、充分に注意する必要があります。

この取組みは、2012年5月4日の産経新聞にとりあげられた。

まとめ

これらの取り組みにより、子どもたちを含む地域住民のコミュニティが強化され、代表者が情報を共有し、活動方針や意志を決定する場ができた。対面では不可能な情報共有のための取り組みも進んでいる。

ヒントとガイド

  • はじめに
  • 子どもの成長と安全
  • 地域の問題をつかむ
  • 組織づくり・運営
  • 計画づくり
  • 防犯からまちづくりへ
  • 活動をふくらませる
  • 担い手をつなげる
  • 情報の共有
  • 取組みの評価と改善

参考にしたい

  • モデル地区
  • 先進事例

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