モデル地区

稲荷木小学校周辺地区の取り組み

まちの未来を知る 街の未来をつくる

市川市稲荷木は、戸建て中心にマンション、工場がある住宅地。中央を京葉道路が横断しています。
そこにさらに「東京外郭環状道路」、通称外環道の工事が始まりました。
工事の規模の大きさ、かかる時間の長さから、まちがどう変わるのか、簡単にはわかりません。
それを多方面から把握し、まちづくりに結びつけていくために、稲荷木の人々が立ち上がりました!

(1)取り組みの背景

2016年度開通目標の外環道の建設予定地。京葉道路と十字状に交差し、地区内のコミュニティの分断などが懸念されている。
外環道の用地買収に伴い、小学校周辺等で空き地や暗がりが拡大している。用地買収は2009年度段階で九割完了しており、地区の中に空き地が目立つ状態。
道路基盤が未整備で、地区内の生活道路が抜け道として利用されており、通過交通による交通事故が心配されている。

(2)注目すべき成果

1.防犯まちづくり委員会、防犯まちづくり計画

稲荷木小学校周辺地区の関係者が互いに協力て防犯まちづくり委員会を結成。委員会が主体となって、2009年2月、防犯まちづくりに取組むための基本計画として「防犯まちづくり計画」を策定した。 計画は、稲荷木地区において今後取組む必要がある防犯まちづくりの方策を、実施主体を明確にしながら整理した、地域レベルの行動計画(行動指針)としてまとめられた。既存の自主活動の継続・充実を核とし、これに、将来的に取組みたい方策を、公共空間の維持管理・改善や住まいづくり等のハード面の方策も含めて盛り込むものとなった。

【計画の概要はこちら】

2.防犯診断、暗がり診断

2008年2月、まちを改めて見直し、課題を共有することを目的に、防犯診断・暗がり診断を実施した。
まず、3コースにわかれてまちを歩き、参加者全員でまちの問題点やまちづくりの資源等を探した。次に、まちあるきの途中で気づいたこと等を確認しながら、防犯診断の結果を地図に整理した。最後にグループごとにその結果を発表した。
その結果、まち犯罪不安箇所と交通上の不安箇所がマップ上にまとめられ、まちづくりの課題を共有することができた。

3.大型模型によるイメージまち歩き、交通調査、スピード体験

2009年11月11日、「外環道路整備後のまちの姿と課題の共有~新たにつくられる公共空間(道路、緑地、歩道橋)の課題と対策は?」と題したワークショップが実施された。専門家のサポートのもと、市街地模型と地図を用いたイメージまち歩きを行い、外環道整備後の変化を把握した。【全体の結果はこちら
2009年12月9日には、「稲荷木の交通環境を考えよう!」と題して、スピードガンによる自動車の速度調査やナンバープレート調査による通過交通量を調査し、さらにスピード制御した車(ソフトQカー)を用いて稲荷木の生活道路にふさわしい速度を考えた。これらをもとに、稲荷木の道路にふさわしいのはどのような状態か、それを実現するにはどうしたらよいかが考えられた。【全体の結果はこちら

4.「稲荷木小学校周辺地区子ども安全ホームページ」の運営

まちづくりに関するポータルサイトとして設計。防犯まちづくり委員会構成団体の活動、ワークショップなど委員会全体としての活動をリアルタイムに発信している。まちの具体的な変化に関する情報をWebでも提供するため、ワークショップで用いた模型のコンテンツ化、稲荷木小学校近辺から撮影している定点観測カメラの画像配信、ワークショップ動画の配信などをおこなっている。

マニュアルの関連部分



この事例に関連している「子ども安全まちづくりパートナーズ」メンバー

  • 山本俊哉
  • 樋野公宏
  • 依田真治
  • 坂本邦宏
  • 坂本千晴

ヒントとガイド

  • はじめに
  • 子どもの成長と安全
  • 地域の問題をつかむ
  • 組織づくり・運営
  • 計画づくり
  • 防犯からまちづくりへ
  • 活動をふくらませる
  • 担い手をつなげる
  • 情報の共有
  • 取組みの評価と改善

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