本編 03-10
協議会・委員会の運営
- 会合の記録と共有を心がける。
- 会合を有効な議論の場とするアクション・リサーチの手法とは?
協議会・委員会の重要な役割
- ここで協議会・委員会とは、各種団体の代表者が集まって組織されている団体を指します。
- 協議会・委員会による会合は個々の団体がどのような活動を行っているかを知るための貴重な機会となります。
- 単なる情報交換だけでなく、どのような地域にしたいのか、個々の団体がどのように協力できるかなど、同じテーマで地域の関係団体が意見を述べあうことができます。
会合の記録をとる
会合では、発言された内容を紙に書き、記録を取ることが有効です。
- 会合で報告されたり決定された事項は関係者に議事録として配り、会合に参加できない人への情報共有も心がけましょう。
- 会合に参加した代表者は、自分の団体のメンバーにも会合の内容を伝えましょう。団体間の協力体制の強化につながります。
アクション・リサーチの方法を取り入れる

- 複数の団体が集まった協議会・委員会は、形式的な情報交換に終始してしまうことが少なくありません。そこで、アクション・リサーチ(PDCA)の方法を取り入れ、建設的な議論の場にしてみましょう。
- アクション・リサーチでは「問題の特定」つまり、地域のテーマや課題を決めて話し合いをします。
- テーマや課題についての議論が深まったところで、協議会・委員会として何をするか、または個々の団体に何を持ち帰るかについて行動計画を立てて会合を終了します。
- 次回の会合では、計画に沿って行動(活動)した結果を報告し合い、評価と反省を行います。
- 課題の改善がみられれば他のテーマを探し、みられなければ行動計画の改善を行います。
会合の重要ポイント
会合は「具体的に何をするか」をよく確認してから終えましょう。確認した事項は必ず記録に残しましょう。