本編 06-04
子どもの社会参加の素地づくり-子どもの主体的活動の基盤を
- 子どもとして扱うのではなく、場合に応じて地域の一員として関係づくりをすることが重要。
- 子どもは地域社会の一員としての役割を果たすきっかけづくりとなる。
- 特に子どもと大人の中間にいる中高生と関係をつくることが鍵。
大人と子どもの協働をめざして
- 子どもが社会参加しやすい環境を整えましょう。
- この環境に必要なのは、地域の大人と子どもがお互いを知っていること、話す機会があることです。
- イベントや勉強会など敷居の低い取り組みを行い、何かを一緒に体験してみることが有効です。特に中高生は企画者としても関わることにより、主体的な活動をするためのヒントを得ます。
- 中高生が防犯まちづくりに積極的に参加することで、子どもに近い視点での防犯まちづくりを考えることが可能になります。

中高生は大人と子どもの橋渡し
中高生が主体的に活動にかかわっている姿を目にすることで、小学生以下の子どもも、同じように活動にかかわりを持とうという意識が高まります。中高生の存在は、大人と小さい子どもとの橋渡しの役割を果たします。
太子堂地区の事例「マップ作り」から主体的な活動へ
太子堂地区で中高生のグループと地域の大人が「遊び場マップ」を作るために集まった。できあがったマップのお披露目を兼ねて中高生が企画して小学生対象のイベントを行った。中高生はイベントで関わった大人から「子ども110番の家」についての話を聞く機会を得て、 「子ども110番の家」についての調査を始めた。これらの一連の活動を行っているうちに、子どもから大人へ何かを伝えたいという思いが芽生え、自分たちだけで小さなイベントを企画中である。
