本編 06-05
子どもの参画を推進するためのヒント
- 子どもをお客さんにするだけでなく、役割を与えてみる。
- 子どもと大人の対話を大事にする。
- イベントとしての楽しさも付加するのがコツ。子ども心をくすぐろう。
特に、子どもが参画することが効果的な3つの活動を紹介します。
その他にも子どもが参画できる活動はたくさんありますので、防犯まちづくり活動・事例等適宜参考にしてください。
(1)安全マップづくり
- 子どもが「怖い」と感じる場所と、大人が「気をつけてほしい」と感じる場所が異なることがあります。子どもの視点から、まちを点検してみましょう。
- 子どもを危険に近づけないだけでなく、どうしたら危険を回避できるか話し合ってみましょう。
- 子どもが感じるまちの良さも聞いてみましょう。意外な発見があるかもしれません。
(2)防犯組織の大人へのインタビュー
- 取材をきっかけにして、まちの地域防犯活動者と子どもとが知り合うことが出来ます。また、それまで余り意識することのなかったまちの防犯活動が、どのように行われているのかを子どもは取材を通して知ることが出来ます。
- 「まちの見守り」などの地域防犯活動をしている人々に子どもがインタビューをすることで、より強い信頼感が生まれます。
- 子ども自身が質問する項目を決め、取材を行うことで主体性が育まれます。
- 活動終了後は、取材内容を活動の記録としてまとめ・配布すれば、子どものインタビューと大人の見守りへの取り組みの両方を、広報することも出来ます。
(3)シミュレーションによる防犯訓練
- 危険があったらどう対処するかを子ども自身が考え、それを基に大人と子どもが一緒になってシーン作りをします。
- 作ったシーンを実際に演じてみながら、想像どおりに危険を回避出来るかについて考えます。
- 実際に疑似体験することで、想像だけでは思いつかない新たな危険に気づくことができます。
- 大人も参加することにより、子どもがどのように考えているかを深く理解するきっかけにもなります。
イベント性を高めるヒント
例えば場所が許す限り大きく拡大した巨大地図など、あっと驚くような小道具・大道具は子どもの興味を引きます。地図に書き込む時にカラーの丸シールを使ったり、付箋でコメントを貼ったり小さな旗を立てたり、色鉛筆を用意して地図に色を塗れるようにしたりと、遊びの要素を増やすことにより、イベント性を高めることも出来ます。
他のイベントと組み合わせても
他の子ども向けイベントと組み合わせて雰囲気づくりをすることも有効です。