活動をふくらませる

本編 06-07

防犯パトロール・みまもり   


防犯パトロール・みまもり活動

  • 防犯パトロール活動は「人の目」による防犯力を直接示す取組みです。
  • 多くの地域で実践されている最もスタンダードな活動で、多種多様な取り組み方法があります。
  • パトロール中に、すれ違う人へのあいさつや安全点検等もあわせて行うと、より効果的です。
  • 地域特性や参加しやすさを考慮して、自分の地域にあう方法を考えてみましょう。ここではユニークな取り組みを紹介します。

参考:知識編「防犯パトロール」







  1. ユニークな防犯パトロール・みまもり活動の例

200人でデモ行進?みんなで歩けば怖くない?大人数パトロール(堺市登美丘地区)

ポイント

  • 月1回定期的に、大人数参加による防犯パトロールを実施。
  • 月1回の恒例行事としてたくさんのリピーターが参加。知り合いに会っておしゃべりするのを楽しみにしている人もる。
  • 途中参加、途中離脱OK。自分の家の前にきたら、そのまま帰宅もできる。


名札をつけて、名前も覚えてもらおう!世代を越えた仲間づくり(旭川市近文地区)

ポイント

  • 特別なみまもり活動をしなくても、子どもへのまなざしがあることを目指して活動。
  • 子どもたちの顔は分かってきたが名前が分からない・・・。まず自分の名前を知ってもらう事から始めよう。
  • 登下校のみまもり時には名札を着用。将来的には名前で呼び合える仲になりたい。


まるで動く市役所。青色防犯パトロール車(小野市)

ポイント

  • 市の嘱託職員(警察OB+一般市民。公募により採用)が行う青色防犯パトロール。
  • 防犯上の安全点検や子どもの見守りだけでなく、道路のゴミを拾ったり、高齢者の一人暮らしを訪問したりと、環境美化・交通安全・福祉と、市民のニーズに合わせて幅広い視点で活動。
  • 時には車を止めて、地域住民に市からのお知らせを配布。地域住民との会話からニーズを捉えている。
  • 活動報告を週に1回とりまとめ情報共有し、サービスの向上を目指した検討を重ねている。


「ながらパトロール(みまもり)」活動

  • 買い物をしながら、散歩をしながら、仕事をしながら等、何かをしながら地域の状況等に自然に気を配る取組み。
  • 誰もが気軽にできる見守り活動を積み重ねることで、地域へ目をむける意識を育てていくことができる。


  1. ながらパトロール(みまもり)の例
  • 自転車カゴに【防犯パトロール中】のシートを付けたり、腕章を付けて外出をしながらパトロール
  • 犬の散歩にあわせた「わんわんパトロール」
  • 庭いじりや玄関先の掃除を、子どもたちの登下校時間にあわせた「ながらみまもり」
  • 地域を回る配達・営業活動等を兼ねたパトロール活動


事例:ながらパトロール(みまもり)を効果的にしている情報発信

玉川田園調布では決まった時間に一斉にパトロールをしていません。参加者は散歩しながら、買い物しながらなど、自主的にパトロールをします。その代わり、参加者にはいつどこでパトロールをしているのか簡単に記録をしてもらい、それを集計して返します。そうすることで、自然と手薄になっている時間帯や場所を誰かがパトロールしてくれるようになりました。また、犯罪発生情報を地元警察から取り寄せ、参加者に配布しています。

詳しくはこちら→事例:玉川田園調布

「ながらパトロール(みまもり)」とみまもり量調査

ヒントとガイドで紹介している「みまもり量調査」を行うと、「ながらパトロール(みまもり)」を積極的に行いたい時間帯や場所が把握できます。


事例:旭川市近文地区

旭川市近文地区では、「近文あい運動」として、約250人の住民の参加により、小学校の下校時にみまもり活動を実施していますが、「特別なみまもりをしなくても安全安心な地域づくり」を最終的な目標にしています。そこで、みまもり量調査を夏と冬に行い、その結果をうけた検討ワークショップを開きました。その結果、みまもり量の少ない場所や時間だけでなく、夏は「庭いじり」冬は「除雪作業」をしている人が多いことが分かりました。一般的には冬は屋外活動が少なくなりみまもり量が減少すると思われがちですが、旭川では除雪作業により夏と同じように人の目を確保しやすいことがわかりました。また、夏は小学生が多い15時台に十分なみまもり量があるのですが、冬は15時台のみまもり量が不足していることがわかりました(図1、2)。そこで、冬の除雪作業を小学生の下校時間に合わせて15時台しようという運動を展開しています。また、通学路の街路樹まわりに、児童が花を植え、地域住民が管理を支援することで、花を育てることによるながら見守りができる実践を行っています。

みまもり拠点・活動拠点づくりと運営

  • 個々の住宅・商店等から自治会館等の集会施設まで、地域の中に、地域をみまもる拠点を広げていきます。
  • 活動拠点となる施設では、メンバーの集合や情報交換の場として活用するとともに、地域の子どもや高齢者等の居場所づくりと関連づけることも有効です。
  1. みまもり拠点・活動拠点の例
  • 子ども110番の家
  • 自治会館や集会所等を活用した見守り拠点、活動拠点
  • 民間交番や防犯ステーション等の自主防犯活動拠点
  • 工事現場を活用した子ども避難所


【具体例】あつぎセーフティーステーション「番屋」の設置

神奈川県厚木市では、防犯対策とにぎわいづくりを両輪として、繁華街の活性化を図るための拠点である「あつぎセーフティーステーション番屋」と「あ つぎにぎわい処」を本厚木駅近くの空き店舗を利用して、同一施設内にオープンし、地域安全活動や環境浄化対策の拠点及び情報交換の場として活用しています。

ヒントとガイド

  • はじめに
  • 子どもの成長と安全
  • 地域の問題をつかむ
  • 組織づくり・運営
  • 計画づくり
  • 防犯からまちづくりへ
  • 活動をふくらませる
  • 担い手をつなげる
  • 情報の共有
  • 取組みの評価と改善

参考にしたい

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  • 先進事例

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