地域の問題をつかむ

本編 02-02

地域の実態把握2:子どもの意見を聞く   

  1. 子どもを地域社会の一員として認め、子どもの意見へも耳をかたむける姿勢が大事。
  2. 子どもと一緒に調べ、子どもの意見や感想を聞こう。子どもの声が計画や企画に生きてくる。

子どもの意見に耳をかたむける意義

  • 当事者の子どもの声を反映させると、子ども自身のみならずおよび大人自身の意識向上にもなり、情報が共有されます。
  • 大人も子どもも一緒に楽しめる活動に発展します。
  • 子どもが地域社会の一員としての役割を果たすきっかけになり、子どもの成長を促します。
  • 大人本位で作られた枠組みの中で子どもを育てると、子どもの意識の成長がそがれる弊害が起こります(生きる力の低下)。地域社会への子どもの参画はその弊害を防ぐことができます。

関連項目:子どもの参画を推進するヒント


事例:子どもも夜間パトロールに参加

市川市の曽谷第6自治会は、年2回の子どもたちが長期休みに入った頃に、子どもたちが参加する夜間防犯パトロールを行っている。8班程度に分かれて「戸締まり用心、火の用心」と拍子木を叩いて回る。そして、子どもたちも一緒に暗い場所や気になる点をチェックする。見回った結果をもとに改善案が検討される。



子どもの意見を知る方法

  • 子どもと一緒に安全マップをつくりましょう。遊びで面白い場所、よく行く場所、危険な目にあった場所、その時の対処方法、不安な場所、そこが本当に危険かどうか、子どもと一緒にチェックしてみましょう

関連項目:安全マップづくり


  • 子どもと一緒に聞き取り調査をしてみましょう。

関連項目:インタビュー・ヒアリング


  • 学校の総合的学習の時間のテーマにしてみることを、学校と相談しながら次年度の単元の計画に入れてもらうのも一案です。小学校高学年〜ならば、自分たちで計画の提案もできます。

関連項目:地域の学校とのつきあい方


  • 中高校生などジュニアリーダー、学生などお兄さんお姉さん的なサブリーダーを育てて子どもから子どもへと伝えて行くのも大事です。

関連項目:子どもの社会参加の素地づくり


子どもの参加にアクションリサーチ(PDCA)を取り入れよう

子どもの参画の世界的オピニオンリーダーのロジャー・ハート教授(ニューヨーク市立大学)は、アクションリサーチ(PDCA)で行えば子どもも大人以上の力を発揮するといいます。アクションリサーチとは問題を調べるだけでなく、その結果を反映して現場の問題解決に結びつけていく実践的な調査方法です。計画(P)し、行動(D)し、その結果を評価し(C)て、計画を見直す(A)というPDCAサイクルで改善していくプロセスです。

子どもの活動もやりっぱなしではなく、子どもたちも企画から参加し、やってみて、その結果がどうたったかを評価し、見直しをすることで、子どもにかなりの力がつきます。

ヒントとガイド

  • はじめに
  • 子どもの成長と安全
  • 地域の問題をつかむ
  • 組織づくり・運営
  • 計画づくり
  • 防犯からまちづくりへ
  • 活動をふくらませる
  • 担い手をつなげる
  • 情報の共有
  • 取組みの評価と改善

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