地域の問題をつかむ

本編 02-13

くらがり調査3 方法B:照度調査   

参加人数

1班5人程度 調査範囲、参加者数によって班分けを行う

所要時間

1調査あたり2時間半(準備・分析時間を除く) 18:30〜21:00の時間帯が適当

準備するもの

  • デジタル照度計
  • 予備電池
  • 懐中電灯
  • 記録用紙
  • クリップボード
  • 調査対象地区全体の地図(市役所等で1/2500スケールの地図入手可。住宅地図でもよい)
  • 班ごとの地図
  • ボールペン
  • 防犯タスキ、腕章などで光を反射するもの(安全のため)

■調査の準備

調査地点を決める

調査地点を決定します。暗い場所のみにする方法や、5m、10mといった一定間隔で測定する方法、交差点や交差点間の中点にする方法などがありますので、調査員の数や地域の実情に合わせて決定します。

方法A:地図を使ったアンケート調査を先に行い、「暗い」と判断された場所を調査しても良いでしょう。


調査ルートを決める

1班あたり2時間で、100地点程度調査することができます。3〜5名1班として調査ルートを決定します。


現地調査の準備をする

  • 地図上に計測地点を記入し、番号を振ります。
  • 記録用紙を作成します。
  • 現地調査の作業内容を示した調査の手引きを作成します。


調査の手引きに記載する内容
  • 調査の目的
  • 役割分担
  • 調査の手順

作業1:班別地図を見ながら計測開始地点に移動し、調査地点番号を班別地図上に記入する。

作業2主観的評価を行う。計測を行う前に計測地点の明るさを、見た目で5段階評価する。

1.とても暗い  2.暗い  3.どちらでもない  4.明るい  5.とても明るい

※作業2:主観的評価は省略可

作業3照度測定を行う。

作業4:次の地点へ移動。作業の1〜3を繰り返す。


  • 測定の方法と注意点

・照度計の受光部に自分の影や自動車のライトが入らないようにする。

・歩行者の通行の妨げにならないように、自動車等からの安全確保を第一に計測を行う。


■現地調査を行う

  • 実施前に調査の手引きを活用しながら説明会を行います。
  • 班ごとに役割分担を行います。
  • 照度計の使い方を練習します。
  • 現地調査時には反射板の付いた腕章やタスキを着け、懐中電灯で人がいることを知らせるなど安全面に気をつけましょう。


■調査結果を分析する

①主観評価(5段階評価)から地域独自の基準を設定する ※主観的評価を未実施の場合は省略

主観評価(5段階評価)の結果と照度計による計測の結果を比較します。そして、「とても暗い」「暗い」と感じるのは、何ルクス以下かを調べます。これにより、地区独自の基準値が設定できます。

主観評価の結果を地図に示します。市販の色丸シールを用いると整理がしやすくなります。


②調査結果をマップにする(a) ※①主観評価を未実施の場合は③(b)を参照

防犯照明の基準値と①の結果を参考に、基準を定めます。基準ごとに色を変えて地図に結果を示します。市販の色丸シールを使うと整理がしやすくなります。

地図に街路照明の位置も示しておくと、照明と明るさの関係が一目で分かるようになります。

の部分は同じ3ルクス未満でも、主観評価には違いがみられます。

主観評価で暗いと感じる照度は地域によって異なるため、地区独自の暗さの基準をつくります。

A地区:暗い(0.5ルクス〜2.0ルクス) とても暗い(0.5ルクス未満)

B地区:暗い(0.6ルクス〜1.8ルクス) とても暗い(0.6ルクス未満)


③調査結果をマップにする(b) ※主観評価を未実施の場合

測定値を、0〜0.5未満、0.5〜1.0未満、1.0〜3.0未満、3.0〜10.0未満、10.0〜 に区切り、結果を地図に示していきます。この場合、「暗い」「とても暗い」と感じる地区独自の基準は設定されず、測定値から暗い〜明るいを判断します。

出典:「防犯まちづくりのための調査の手引き」建築研究資料 No.117号(2009年5月)独立行政法人建築研究所

ヒントとガイド

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