地域の問題をつかむ

本編 02-17

イメージまちあるき〜将来のまちを点検し、課題と対策を考える   

  1. 大規模な道路整備や都市開発などによりまちの姿が大きく変わる場合、将来どのような課題が起こるのか想像することは簡単ではありません。
  2. このような場合、将来のまちの姿を思い浮かべながら参加者で議論する「イメージまちあるき」の手法を活用してみましょう。

参加者

地域住民 事業関係者(行政職員など) 専門家

参加人数

5人程度のグループ編成で構成

準備するもの

  • 将来のまちの整備図と(できれば)模型

→模型を作るのは大変ですが、道路と建物の関係が立体的にわかるため、まちの変化をイメージしやすくなります。道路整備や都市開発を行う事業主体が模型を作っていることもあります。写真の事例では、建築学科の大学院生が作成してくれました。


  • 現在の住宅地図
  • カラーペン
  • レーザーポインタ(模型を使う場合)
  • 多色の付せん
  • メジャーと計算機(図面や模型の縮尺から実寸を求める)

イメージまちあるきの方法

1.日常的に使う道路を確認しよう

  • 参加者は班に分かれて大判の将来図や模型を囲みます。
  • 自己紹介の後、順番に自宅から「自分や家族がよく(歩いて)行く場所」(学校、公園、駅など)までの経路をペンでなぞります。模型上で経路を確認する場合はレーザーポインタを使うと便利です。
  • ペンでなぞりながら、地図(または模型)上の道を実際に歩く様子をイメージします。そして、道路整備や都市開発によって生活道路にどのような変化があるか?どのような課題が生じるかを想像します。

(例えば、回り道をしなければならなくなる、人通りの少ない道を使わなければならなくなる、など)

2.気づいたことを付せんに書こう

  • イメージして気づいた課題はそれぞれ付せんに書き、大判の将来図の該当箇所に貼っていきます。
  • また、良くなる箇所や分からない(イメージできない)箇所も別の色の付せんに書いていきましょう。
  • 各参加者の付せんが出そろったら、それぞれの課題をどう解決すればよいかを話し合い、出された提案はまた別の色の付せんに書いて貼っていきます。


イメージまちあるきの効果

一般に、大規模な道路整備や都市開発の際には、周辺住民に説明会などが開かれますが、具体的に将来のまちの姿をイメージすることは簡単ではありません。イメージまちあるきで他の参加者と話すなかで、事業に対する理解が深まったり、改善策を提案したりすることが可能になります。こうしたプロセスは、まちの将来に対する漠然とした不安を取り除くことにもなります。


【参考事例:市川市稲荷木小学校周辺地区】

ヒントとガイド

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