地域の問題をつかむ

本編 02-15

車の通り抜け調査2:調査方法   

参加人数

10人以上

所要時間

1調査あたり約2時間(調査準備時間のぞく)

準備するもの

  • 街路の平面図(市役所等で1/2500スケールの地図入手可。住宅地図でもよい)
  • 筆記用具 (クリップボードがあると記入しやすい)
  • 時計
  • 計算機(あると便利)

■調査の準備

1.対象地域を確認する

通り抜け利用をされたくない地域の外周部がどうなっているのかを地図で確認します。多くの場合は、幹線道路や川や鉄道など、なんらかのはっきりと分かる境界があるはずです。








2. 調査地点を決める

通り抜け利用されている経路がすでに分かっている場合には、そこを重点的に調査します。理想的には地域に車が出入りできるすべての入り口に調査員を配置したいところですが、調査員の数には限りがあるので、自動車があまり通らない出入り口は対象から外して、調査地点を絞り込みます。






3. 調査時刻を決める

問題の通り抜け利用がいつ発生しているのかにより、どの時間帯に調査をすればよいのかが決まります。朝の通勤ラッシュ時のみ通り抜け利用が多いのであれば、その時間帯のみの調査で済みます。1日を通して通り抜け利用が多い場合には、朝・昼・晩の調査が必要になります。


4.調査票を作成する

調査地点ごとに調査票を作成します。調査地点名、出て行く車が入ってくる車か、時刻、ナンバーについて記録する欄を設けます。

5. 調査員を配置する

走ってくる自動車のナンバーと通過時刻を声に出して読み上げる係と、読み上げられたナンバーと時刻を書き留める係の2人で1カ所を担当するのが基本です。交通量が多い場所では、出て行く車と入っていく車を別々の人が調査する必要があり、1カ所に4人が必要になります。調査員の負担がかかりすぎないように、各調査地点に1〜2人の交代要員を配置して適当に休憩をとりながら行えるように配慮します。

■調査のすすめ方

1.現地調査をする

・観察係が時刻と自動車のナンバープレート番号を読み上げます。
・記録係が読み上げられた時刻と番号を記録します。
・長時間調査を行うと過度な負担がかかるため、時間を区切って交代します。
・暑い時期には水分補給や日差しにも気をつけます。
・調査に夢中になって安全上の注意が散漫にならないように注意しましょう。


2.記録を分析する

・ナンバーの4桁の数字が同じ自動車が、何時何分にどの入り口から入って、何時何分にどの出口から出て行ったのかを調べます。

・入り口から出口までにかかった時間が非常に短い(どこかに止まって用を済ませたとは思えない)自動車は通り抜け利用であると判断します。


3.分析結果を集計する

・通り抜け利用と認められた自動車の分析結果を集計しましょう。


出典:「防犯まちづくりのための調査の手引き」建築研究資料 No.117号(2009年)独立行政法人建築研究所

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