取組みの評価と改善

評価の方法3 関係者へのヒアリング調査   

  1. 多様な団体の間で協働を促したいとき、各団体の活動内容をまとめ、互いに評価しあうことが有効です。
  2. それぞれの活動者の思いや活動内容の把握を行い、お互いに共有することで、新たな気づきが生まれ、その後の活動の活性化に寄与します。
  3. 活動を維持したり、発展させる上で、地域住民アンケートをすることが有効です。関係者ヒアリングは、アンケート作成時に質問項目を検討する上でも役立ちます。


ヒアリング調査の流れ

  • 評価をするテーマを定めます

(例:防犯活動の取り組みについて、子どもの安全をまもる取り組みについて)

  • テーマに関する活動を行っている関係者を洗い出します(自治会・町内会、PTA、ボランティア団体、自治体、公民館、警察・消防など)。
  • 活動者自身ではなく、第3者が調査者となってヒアリングを行うと効果的です。場合によっては活動の受益者となる住民、活動をサポートする行政や警察などもヒアリングの対象となります。


  • 地域住民の中で、ヒアリングを行うことが基本です。但し、地域に対して客観的な立場で情報を集めた方が効果的なので、まちづくりのコンサルタントや学識者などの専門家に依頼することも考えてみましょう。これによって、これまでの経験や知識から、活動を一般的評価と照らし合わせて比較する事も可能になります。
  • (ファシリテーション技術をもつ)専門家の支援を得て、小学校高学年以上の子どもたちが調査員となることもお勧めします(子どもによるヒアリングにより、地域のコミュニティづくりにも貢献します)。
  • 直接会ってヒアリングをすることが難しい場合は、調査用紙を用意してアンケートで答えてもらう方法もあります。ただし、引き出せる情報は少なくなります。


  • 調査者はヒアリングを行い、調査結果をまとめます。互いの活動が比較しやすくなるように、表や図にまとめるようにします。

→分析の方法3:プロセスや活動を一覧にする(取り組みの評価と改善)

  • 最後にヒアリングに応じてくれた方に向けて、調査結果の報告会を開催します。


報告会の流れ

  • 調査者がまとめた結果の資料を説明します。
  • 活動者は自己紹介をしながら、説明された結果に補足や修正を加えつつ、活動の思いや工夫点、反省点などを発表します。
  • 最後に、参加者同士で意見交換を行います。


報告会はぜひ開催しましょう

・ 関係者が集まり、調査結果を全員で共有しましょう。また、調査結果の補足をしたり活動の思いを語りあい、同じテーマでも様々な意見や活動がある中で、新しい気づきが生まれたり、関係者間の協働の一歩となれる可能性が高まります。


発展:アンケートの項目へ反映する
  • ヒアリングから得られた活動内容を地域住民アンケートに盛り込み、活動の認知度や参加意向、効果について問うことで、活動の評価を行うことができます。
  • ヒアリングや報告会から得られた課題や対応策を地域住民アンケートに盛り込み、住民の意向を問うことで、課題の優先順位を付けたり対応策の見当を付けることができます。
事例:太子堂地区の町会に対するヒアリング調査

子ども安全まちづくりパートナーズは、調査研究の一環として防災まちづくりを推進している太子堂地区の7つの町会と小中学校のPTAに「防犯・防災の取り組みについて」をテーマにヒアリングを行った。その結果を「防犯・防災マップ」と「防犯まちづくり活動一覧」という表にまとめて報告会を行った。

関係者は同じ地域内の町会やPTAの活動の様子をお互いに知ることができ、互いに刺激し合っただけでなく、安全なまちづくりを推進するためのヒントを得ることができた。そして、このヒアリング結果の報告会を契機に、地域住民が本当に活用できる防犯・防災マップを、7町会とPTAが協力して作成する動きが生まれた。

報告会の紹介ページはこちら

ヒントとガイド

  • はじめに
  • 子どもの成長と安全
  • 地域の問題をつかむ
  • 組織づくり・運営
  • 計画づくり
  • 防犯からまちづくりへ
  • 活動をふくらませる
  • 担い手をつなげる
  • 情報の共有
  • 取組みの評価と改善

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