取組みの評価と改善

結果の評価と手続きの評価(インパクト評価とプロセス評価)   

  1. 効果(結果)を測定するだけでなく、その課程をあわせて評価することが大切です。
  2. 評価の目的は、評価を必要とする人(地域)が決定します。


インパクト評価とプロセス評価

インパクト評価(結果の評価)

  • インパクト評価とは、取組みに効果があったのか否か、あったとしてどの程度効果があったかを測定し分析することです。
  • 要するに、取組と成果の間の因果関係を明らかにするものを指します。


プロセス評価(手続きの評価)

  • プロセス評価とは、取組みが開始されてから終了するまでの間、計画通りに進捗しているかを確認するものです。
  • 「取組みが目的を達成したか否か」が評価の目的である場合は、インパクト評価とプロセス評価を組み合わせて評価を行うのが通常です。
  1. この二つの評価の関係は、図1のように示されます。

プロセス評価とインパクト評価の関係の例

例えば、1ヶ月にわたって1日3回食前に3錠を被験者に投与するという新薬の効果を測定するプロジェクトのケースをもとに、プロセス評価とインパクト評価の関係を説明します。

計画通りに薬が投薬された場合(プロセス評価で適切と評価された場合)

  • 病気が治った場合、新薬は効果があったと判定される。
  • 病気が治らなかった場合、新薬は効果がなかったと判定される。
  1. 新薬の効果を正確に判定できる

計画通りに薬が投薬されなかった場合(プロセス評価で不備があったと評価された場合)

  • 病気が治った場合、計画よりも少ない薬の投与量で効果があったか、新薬とは別の要因で病気が治ったと判定される。
  • 病気が治らなかった場合、導き出す結論はない。
  1. 新薬の真の効果が分からない

このように、ある取組みの成果を正確に判定するためには、プロセス評価を始めに行い、取組みが計画通りに実施されていることを確認することが前提となります。


防犯まちづくり活動の評価項目

防犯まちづくり活動も、結果(インパクト)だけでなく、その過程を検証(プロセス評価)することで、結果を導いたさまざまな要因が分かります。

例えば、下記のような項目に着目して評価をしてみましょう。

①取組みが目的を達成したか否かを明らかにする。

②取組みが計画通りに実施されたか否かを明らかにする。

③取組みが目的を達成した理由を明らかにする。

④取組みの副次効果の有無を明らかにする。副次効果にはプラスの副次効果とマイナスの副次効果がありうる。

⑤取組みの費用対効果を明らかにする。

⑥取組みの参加者、対象者、関係者の意識を明らかにする。

⑦取組みの教訓を確認する。

ヒントとガイド

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