取組みの評価と改善

評価とは何か?   

  1. 一定の取り組み(政策・プロジェクト・地域活動など)は、ある目的をもって立案・実施されます。
  2. その目的が達成されたかどうかを評価することは、次への活動のステップとして大切です。
  3. 地域住民活動は、目的の達成だけでなく、さまざまな角度からみた副次的効果の評価も大切です。


評価の必要性

行政機関が主体の場合

  • 税金を投入するので、納税者に対する説明責任が生じます。すなわち、実施した施策の成果や費用対効果を評価し、税金を適切に使用したことを示さねばなりません。
  • 評価によって、施策の効果が上がっていないことが示される場合、施策の改善・修正、中止を検討しなければなりません。
  • また、評価結果から教訓を得て、他の政策の資料にすべきです。


欧米の評価研究と日本の実情

欧米においては、1950年代頃から公共事業の評価研究が行われ、種々の評価手法や評価知見の蓄積があります。日本でもようやく2002年4月から政策評価法が施行され、行政機関による内部評価が行われるようになりました。しかし、外国では公的政策・プロジェクトは第三者による外部評価が積極的に行われているのに対して、わが国では外部評価がほとんど行われていないのが実情です。

日本の評価活動(研究)が立ち後れている理由は、

①依然、評価・検証に関心が薄い

②公的機関は横からの干渉を嫌う

③評価のための公的データの入手が困難

④評価方法が確立されていないか、それに精通した者が少ない

などが挙げられます。しかし、公金を使用して何らかの活動が行われたのであれば評価や検証が必要であり、わが国でもそのような認識が強く求められている。

地域住民が主体の場合

  • 地域住民によるボランティアを中心とする活動の場合、活動の目的が達成されたか否かも重要ですが、それだけではありません。
  • 活動の対象者や参加者、地域住民などが活動に対してどのような思いを抱いているか、活動をいかに持続していくか、今の活動がその他の活動にどのように繋がっていくか、など様々な角度から評価します。
  • そうすることで、目標の達成以外の副次的効果についても知ることができます。
  • 評価は客観的な資料を提示するようにします。そうして、地域住民が活動の意義を確認したり、新たな課題を見いだしたりすることも重要でしょう。

参考事例:T地区のとりくみ


評価後に期待される効果はなにか?

  • 評価には、インパクト評価とプロセス評価があります。詳しくは関連ページをごらんください。
  • 調査や分析を行うことで、様々な事実が明らかになっていきます。その結果をどう評価するかは取組みの主体者次第です(例えば、50%というデータを多いと見なすか少ないと見なすかは、地域によって異なります)。
  • そうして得られた評価結果をふまえて、取組みの「継続・中止」や「改善・修正」を検討していきます。
  • 評価結果は類似している別の取組みへ反映させることもできます。ある事例の評価結果を参考にして、同じような失敗を回避したり、より効率的で効果的な取組が検討できます。
  • このように、評価結果は自身の地域の取組みだけでなく、他の地域へも貢献することができるのです。
  • したがって、評価結果は公開することで意味が深まります。できれば評価結果をデータベース化し、多くの人が参照できる状態にできるのが望ましいのです。

ヒントとガイド

  • はじめに
  • 子どもの成長と安全
  • 地域の問題をつかむ
  • 組織づくり・運営
  • 計画づくり
  • 防犯からまちづくりへ
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  • 情報の共有
  • 取組みの評価と改善

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